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My small story of a day.
日常のちまっとしたことを。

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2020年12月27日:年末ケーキ

何度も書いてやめてを繰り返し、結局12月は二度しか日記を書けなかった。今年の新潟の冬型の天気は相当。年末と正月には、二度目の大寒波がくる予報。私も家でお菓子作りの日が多くなる。しかも、クリスマスの前って、なんとなく予行練習の気持ちもあって、シンプルなケーキを色々と焼いたけど…。このあいだ山のようなケーキが焼き上がった。それを私は「富士山ケーキ」と命名した。ところが、娘が「なんだかおやまのてっぺん ひがついているみたい」と言ったので、「火山ケーキ」と改名した。どうしてこんなに膨らんだのか…。まず考えられるのは、溶かしバターを使った事だ(普通は室温のバターを練る!)。しかもタップリ。でも、味は抜群!
次にクリスマスに作ったブラウニー。娘がナッツが苦手なので、取り除き易いように上にまるまるのクルミを配した。欲張って、分量より多めのチョコレートと、卵黄をひとつふやしたら、なんだか表面は焦げてくるのに中がまだ生焼けで、温度を下げて少し長めに焼いたら、焼きすぎた。食べながらミルクが欲しい感じ。でも、みんな美味しいと食べてくれた。
そんな感じののんびりおうち生活の私の一年もまた終わりに近づいた。今年は制作に関する日記をあまり書けなくて、少し残念だけど、娘と存分に濃厚な時間を過ごせた。楽しかった!こんな不勉強な私のお菓子やらご飯やらを、毎日喜んで食べてくれた家族に、感謝。また来年、たくさんの不勉強な料理の数々と共に元気に過ごそう。


2020年12月3日:アドヴェントカレンダー

新潟は、早くも冬型特有の天候に突入した。毎日wetwetwetだ。家にこもる時は娘と工作をする事が多いので、今年はアドヴェンとカレンダーを作ろう!と意気込んだけど、やはりほぼ私が一人で作る事になった。でも、完成すると娘は大喜び。でも、肝心の「仕掛け」の部分には、気がついていなかった。そして12月1日の朝、膨らんだカレンダーのポケットに気がついた娘に、説明をしてあげたら、目をキラキラ輝かせた。クリスマスまで、どんなに憂鬱な天気で、家にこもらなくてはいけない日も、最低一つだけは楽しみがあるわけだ。
おこもりの日のもう一つの定番は、お菓子作り。一年ぶりに、ショウガとココアの堅焼きクッキーを作る。これは何年か前の「暮しの手帖」のレシピ。ぼろぼろと手でこすり合わせて生地を作り、バター無し油少しなので、焼き上がりは歯が心配になるくらい固い。でも凝縮されたココアの味わいが、噛み締めるほどに美味しい。娘は型取りが大好き。粘土遊びの要領で、実際粘土用の型で色々と作った。先シーズンは、これを何回作っただろう。思い返すと、一年前の娘も、今年とほぼ変わりない手つきで作っていたなあ。食べるスピードまで同じだ。


2020年11月20日:クリスマスカード

昨年展覧会のために作った版画作品を、クリスマスに合わせてポストカードにした。それと同時に、家では額に入った作品を出して飾りはじめた。「大好きな大草原の小さな家」のワンシーンを切り取った作品だ。久し振りに作品を見てみると、物語の世界を思い出した。今のように何もかもが整っていて便利で、とはいかなかった時代に、人々が工夫や生活の知恵を集結させて楽しんだこのfestive season。そういう精神に少しでもあやかった、私ならではのクリスマスを作って、子供の想い出にしたいな、と思っている。季節ごとに、私の作ったこの作品を家に飾り、子供の「クリスマスの想い出」の一つになってくれたら嬉しい。あとひとつ12月に入ってからのとっておきのお楽しみが用意してあって、娘の反応を密かに楽しみにしている。


2020年11月13日:弥彦山の紅葉

毎年、春の桜見物に次いでチャンスのがしてはならぬと焦るのが、紅葉見物だ。自然の楽しみはお天気次第という事もあり、ちょうど週末に見頃が合わない場合は、散り頃や、一足早く見に行く事になってしまう。ところが今年は、2週連続で紅葉を楽しむ事が出来て、もう満足。
先週は「鷹の巣峡」で美しい黄色い紅葉と吊り橋の景観を楽しんだ。吊り橋では子供は大はしゃぎで、高所にちっとも足がすくんでいない様子。こちらは腰がすーっとしているのに。そして今週は、県内で一番人気の紅葉スポットの弥彦へ平日に出かけた(夫が休みを取ってくれて)。ところが、まるでGWかと間違うくらいの人出!駐車場も近くには止められないし、温泉まんじゅう屋さんは大行列。気楽に考えていたのに…。でも、やっと弥彦公園のもみじ谷の紅葉を拝む事が出来た。紅葉の色は、黄色というより赤!もみじだもんね。でも人の多さに、娘は不機嫌に。「ほら見てごらん、綺麗でしょう」「だって はなちゃんわかんない」「…そうか、わかんないか、紅葉の良さがね、じゃあ遊べるところに行こう!」という会話に、後のおばさん達が笑いながら「もっともだ」。ということで、公園内の遊具エリアへ。広大な公園には遊具のある場所もいくつかあり、素晴らしい自然も楽しめるし池の景観、日本庭園風のムード、茶屋などもありいい風情。その後は弥彦山ロープウェイを予定していたんだけど、娘がだっこのまま眠ってしまったので車でスカイラインを走って山頂へ。とてもレトロな観光施設の建物と、ゆっくりと回転しながら上に登って行くパノラマタワーは、見ているだけで足がすくむ。なんだか、自分の子供時代(昭和50年代)の観光地を思い出し、ほっこりした。


2020年11月2日:なにはともあれ

先週娘の七五三があった。この日にあわせて色々と用意してきたので、終わってホッとしている。だけど、イメージ通りとはいかなくて…。
朝から、私の着付けを母にしてもらい、娘は着替え易い格好で神社へ。神社で髪結いをしてもらう事になっていたので、まずは私の身支度を済ませて娘の着付けと髪結い。一番人気の日本髪にしてもらった娘はとてもかわいくなった。そのまま写真室へ。ところが、フラッシュがバチッと光るのが怖くて、早々に娘は泣き出した。「怖い怖い」となってしまい、もう対処出来ないくらい。仕方なく撮影は諦めて祈祷所へ。待合室で多くの家族が待っている雰囲気に既に「この部屋から出たい」となり、祈祷へ向かう廊下で「怖い」と再び泣き出す。厳かな雰囲気で、泣いたり騒いだり、喋っている子供すらいないのに…。どう言い聞かそうにももう泣きは激しくなるばかりなので、祈祷は諦めて外へ出た。その時の私の気持ちは、グッタリ、という感じ。わざわざ親に新潟まで来てもらって、色々な事がとどこおりなく過ぎて行く事をイメージしていたので、「なぜだ〜?」という気持ち。娘にもきつく当たってしまったかもしれない。しかしすぐ後に、「いや、別にいいんじゃないか?」と思えたのが幸いだった。この日1日を、楽しく過ごした、という想い出だけが残ればいいんだ。お昼は神社の会館で、「秋やま」という新潟の老舗料亭のお弁当だったのだが、これがまたどれをとっても美味しくて。着物での食事は少し苦しかったけど、それでも完食するくらい、なかなか食べられない品々だった。娘は「トイレ」と我々を騙し下着(肌襦袢?)姿になったものの、トイレに行っても出ず、日本髪下着姿で会館中を駆け回り、夫がそれを追いかけ回した。私は最初から諦めて食事に集中。撮影や祈祷での「怖い」は、一体なんだったのか…。なにはともあれ、娘が最後に楽しい気分で、七五三の行事を終えられたのは多分間違いない。


2020年10月27日:秋の夜空

今日は珍しくお外で夕食。帰りにぶらぶらと家まで歩いた。まだ青い夜空には、はっとするほどの星の数。住宅街で、こんなに星が見えているなんて。今まで、夜歩くという事が無かったので星空を見上げる事もあまり無かったけど、やはり秋の到来、ということだろう。そしてもう一つ到来しているものが…。「グワッグワッ」というカエルのような声が上の方からしてきて、一瞬ぎょっとした。もしかして、木に巣を作るカエルとか…?聞いた事がある気がする。その瞬間、頭上高く「グワッグワッ」と言いながら渡り鳥の群れが飛んで行った。多分白鳥かな、澄み切った夜空を背に、みんなで足並みを揃えて飛んで行った。感動の瞬間だった。ほんの束の間、ハードではあるけど平凡な日常を忘れて、ロマンチックな気分にさせてもらった。そんな気分、最近ではスピッツを聞いている時だけなのに。


2020年10月24日:蔵書票の紹介

以前から蔵書票のお仕事を時々お受けしている。この仕事は本当に大好きで、小さいスペースの中にその方のお名前、特徴や好きなイメージを配置してデザインするのが楽しいのだ。私はもともと、0から何かを作り出すのはあまり得意じゃないらしい。それよりも、与えられた決まりの範囲内でデザインするのが楽しい。(そういう特徴は、6年間の某研究所勤務でだいぶ鍛えられた)なので、蔵書票は、下絵の段階から、お客さんのお話を色々と聞きながら絵を仕上げていく作業がとてもわくわくする。最近では、6月にひとつやらせてもらった。前はこのホームページ内の「Portofolio→works」でひとつひとつ紹介させてもらっていたけど、考えてみたら、蔵書票はとてもパーソナルな物で、外向きというよりも、自分でひっそりと楽しみたい物だ。なので、日記のスペースでこっそりと(お名前部分をぼかさせてもらいました)紹介させてもらうけど、これもとても楽しい世界を描けたと思っている!そもそも本を読まない人が増えていたりで、蔵書票自体もあまり馴染みの無い物かもしれないけど、もっともっと、作りたい、というのが本音。むしろ、蔵書票作りのみを生業にする事は出来ないかしら〜とか、夢を膨らませている。


2020年10月22:工作days

お天気の優れない日や、前日に沢山お外で遊んだ日などは、工作の日になる。娘はハサミでちょきちょきするのと、のりでぺたぺたが好きなのだ。今週は、ハロウィンにちなんだ飾りを作ろう!ということで、プリンターでそれらしい柄をどんどんプリントして(折り紙が手薄で…)、自由に色々作ってみた。こうして並べてみると、いろいろ感動してしまう。人の顔をきちんと描けるようになったし、体まで切り貼りして作れるようになった。最近は一つの遊びにもすぐに飽きてしまうけど、この日はだいぶ集中してちょきちょきしていた。私の作った物は、既成概念にとらわれすぎている!(黒猫を背負った魔女や、紫色のきのこスープの大鍋だ)子供のようにまっさらな心で、何かを作れる事ってすごいことなんだな。
子供の知識の吸収力はスポンジ並みで、一度見ただけの物をすぐに覚えてしまい、そしてまた何週間も経った後に突然口にしたりするから恐ろしい。うちではmeijiの商品を宅配してもらっているのだけど、今朝娘に「R-1飲む?」と聞いてみたら、「ああ、つよいにゅうさんきんのね」と言い出して、仰天した。確かに、この宅配を始めた最初の頃に「このあかい(ラベル)のはなに?」と聞かれて、「これはねえ、R-1という飲むヨーグルトで、乳酸菌が強いんだよ」と説明した覚えがかすかにある。でも、それはもう2ヶ月くらい前の話だ。それを覚えているなんて…。民放は見ないので、CWで覚えた訳でもないだろうし。子供の能力、恐るべし。


2020年10月10:背中を押してくれる絵本

ロンドン時代からの友人であり作家の織田りねんが絵本の新刊を出した。そのニュースを聞いてから訪れた新潟の書店にはどこでも平積みなどで紹介されており、この絵本の注目の高さを感じられる。私も色々な事を感じさせられている。まずは内容だけど、特に複数の子供を持つ親御さんには、共感出来たり、いつかは向き合う瞬間のあるテーマかもしれない。「ぼくと妹のどちらが好き?」という子供の疑問。子供の疑問や質問は、真っ向からくるのでこちらも「ぎくり」とする事がある。そして親の立場としては、「パパとママのどちらが好き?」という質問を、少し子供をからかうつもりもあってしてしまう瞬間もあるだろう、これも似たような事かもしれない。子供にとっては、どう応えたらいいものか困るし、そもそもどちらかを天秤にかけたりすること自体が、子供心に恐ろしい事だと感じるかもしれない。それを分かっていながら子供に聞いてしまう親の心理…。本気で聞いているわけではないし、本気で知りたい訳ではない、けれども心のどこかに少しは、「自分を選んでくれたら嬉しいな」という気持ちがあるのかもしれない。親の立場として色々と考えさせられてしまうテーマだ。
そして個人的には、2人の子供を持つ友人が、子育てをしながらこうして3冊目の絵本を出した事に励まされている。先の2冊は、ちいさな子供向けの、言葉遊びをテーマにしたかわいらしいイラストの物で、うちの子供もボロボロになるまで読んだ。そこに来てこの新刊は、世の親達に寄り添うものになっている。あまりこういうテーマの絵本は無いので、そこが注目される理由ではないか。
子育て中の母親は孤独だと思う。うちは3ヶ月で新潟に転勤、支援センターに通うようになるまでだいぶ時間がかかり、新しい土地を手探りで開拓しながらやっと娘も3歳になった。本当に孤独だったし、でも自分が精神的にも体力的にも大丈夫だったので、周りからもそこまで心配されずにここまで来たけど、本音はとても孤独だった。一ヶ月くらい前から通い始めた支援センターで、娘のパワーによりあっという間に沢山のお友達ができて、そのおかげで私も平日の日中にお母さん達とおしゃべりを楽しめるようになった。おかしな話だけど、子育ての孤独を一番癒してくれる原因を作っているのが、子供なのだ。そこにきてこの絵本、遠くに住んでいる友人から、何か背中を押してもらっているような気がする。私にとって、この絵本はそういう感じになっている。


2020年9月27:秋めいてきた

ずいぶん長い間日記を更新できなかったのは、色々理由がある。まず第一には、システム問題。これはおいておく。次には、時間さえあれば進めなくてはいけない事が多すぎて、日記に時間を割けなかったこと。そして次には、日々自分の考えはあっちに行ったりこっちに行ったり思い悩んだり、思いついたり、怒ったりしているけど、そのほとんどが、公開日記には向いていないから。秘めておきたかったり、嫌われてしまいそうだったり、とてつもないものだったり。そして更には、やはり自分は文を書く人間ではない事に気づかされているから(支離滅裂、何が言いたいのか分からない)。書いては消しで、日記を更新するのに一時間はかかる。その一時間は、自分にとってもの凄く貴重だから。でも、あまりに更新していないので今日はこうして思いつくままに書いている。だからなのかな、インスタがブームなのは。(ブームって言葉、古い?)あれだと、文章じゃなくて写真日記だからね。あまりはっきりと自分の意見を書いて、文句言われる必要がないからね。
ところで、昨日お気に入りのパスタ屋さんで夕食をとった。いつもランチにしか行かないので楽しみにしていた。パスタはどれも美味しいのを知っていたので、わくわくしながらトマトとモッツァレラのパスタを待った。先に夫と子供が食べていて、私はサラダなどを食べていたので気づかなかったんだけど、さあパスタ、という時になって、なんと肝心のモッツァレラチーズが入っていないのに気づいた。一応確認のために再度メニューを見て、やはりモッツァレラチーズ入りを頼んだよ!と、そのまま食事を進める気分では無くなった。こんな時、あなたならどうしますか?色々と方法はあると思うけど…。円グラフにしたら、どうなるんだろうか?日本人には、どういう人が多いんだろう?あるいは、女性では?男性では?…。結末は、次回の日記に書きます。それまでにこの日記を読んで、「私なら…」と思ってくれた人は、ご一報ください。よろしくお願いします。
付け足し、「私なら…」に加えて、そのシチュエーションに出会ったとき、どのような展開になるか(家族、あるいは友人との間で)を更に教えてもらえると助かります。


2020年8月22:田園の中の遊園地

先週の話ですが、娘が突如「行きたい!」と騒ぎだしたので、阿賀野市の山の麓にあるサントピアワールドという遊園地に行ってきた。空は曇りでも暑い日で、夏休みだし、混んでいるんじゃないかな?と思って行ったら、一番上の写真の様子で…。まあ驚きました。前回は実は6月に行っているんだけど、その時はだいぶ混んでいた。アトラクションによっては、30分以上待たされるものも。今回は、その様子を見てフリーチケットを購入。娘の気が乗っている限り、色々と乗り回りました。
でも、心配でしょう、夏休みなのにこの閑散ぶりだよ、遊園地が。実は、この老舗の遊園地、経営がだいぶ大変になってて、最近クラウドファンディングで資金を集めていたのです。古い遊園地なので、往年の難なども沢山いるし、地域にとっては本当に大切なものなのじゃないかと思う。そのおかげで資金はだいぶ集まったようだけど、いっときお金が集まっても、基本的に人が来てくれないと成り立たない。遊園地としては、派手さは無いけど、乗り物のレトロさ、自然の中を駆け巡るコースター、山の上にあるけっこうスピードの出るゴーカートなど、見所は沢山あると思う。私のお気に入りは、二階建ての豪華な回転木馬。手描きの丁寧な風景画が素晴らしい。娘が見つけた、二頭だけ口の開いている馬も珍しい雰囲気。あとは、古めかしい恐竜ジェットコースターは、森の中を駆け巡る命を持つ生き物のようで、見るたびにわくわくとほっこりの入り交じった気持ちになる。早くこの状態が終わって、遊園地らしい活気を取り戻せるといいね。


2020年7月30:今年の七夕

今年はコロナの影響で、お祭りが開催されなくてさみしい。全員が辛抱しなくてはいけない時だから、仕方ないけれど。でも、自然は立ち止まらない。新潟の白山神社では、また蓮池が見頃を向かえた。ちょうど七夕の季節ともあり、蓮祭と同時開催で、境内一面に風鈴とお願いごとの短冊を飾る、七夕祭りが開かれた。今年は出番が無いかも…、と思っていたけど、ここぞとばかりに娘にジンベさんを着せた!昨年買った、昔ながらの染めの日本製のジンベさん。今年も着られて良かった。神社には、お祭りにあわせてジンベさん姿の子供が沢山いるし、神社のあちこちには日本古来の美しい飾り付けなどがなされていて、改めて日本の美意識って他には無いものだな、と思わされる。手水鉢には美しい紫陽花が浮かべられて、境内には涼を取るための大きな氷の塊が木桶に入れられてお花と共に飾られていた。例年の出店などは無かったけど、とてもいいお祭りだった。
毎年七夕には笹飾りを家に飾る。去年は、バギーに子供を乗せて、近所のお花屋さんに笹を買いに行った。帰りはバギーを押しながら、わりと大きめの笹をバギーに半分乗せて帰ってくるのが大変だった。今年は娘はしっかりと花屋さんまでの往復を歩けるので、徒歩で3mにもなる笹を買って来た!帰りはでっかい笹を釣り竿のように肩に担いで帰って来たので、大層目立っていたに違いない。飾り付けは、今年はお化けをテーマにしようかな〜と、折り紙でいつもの提灯に目玉とべろをつけたら、すごくかわいくなった。この折り紙の提灯、すごく簡単でシンプルなのに、紙を工夫したりするだけで表情が変わって楽しいので、お気に入りだ。肝心の七夕当日は雨で、ちっとも星が見えなかったけど、短冊のお願いは届いただろうか。家族3人で12枚くらい短冊を書いたけど、ほとんどすべてが「健康」。何が無くても、これさえあれば、どうにかなる。そして、当たり前にあると思っている健康が、いついかにして脅かされるか…、日本中が心配の中毎日過ごしている。だから、今日のこの健康に、とりあえず感謝したい!


2020年6月13:新潟の町は美しかった

今月3日にヒマワリの種をまきました。小さな植木鉢7個に分けてまいて、今日の生育状況は、やっと全ての種が双葉を出した、という状態。本葉が出て来たら、大きな鉢に植え替えます。もう一つはトマト。去年も5月には苗を買っていたので、慌てて3週間ほど前に買ったら、ぐんぐん伸びていて、一週間で10cmは伸びている。花も順調にどんどん咲いてくれて、朝の収穫が楽しみ。
ところで、再びイザベラ・バードの「日本奥地紀行」を読んでいる。昨日はちょうど新潟が出て来たので、興味深く読んだ。彼女の旅は、1878年に横浜港から始まり、馬や車(人力車)でどんどん北上して行くのだけど、新潟をこのように表現している。「新潟は美しい繁華な町である。人口は五万で、富裕な越後地方の首都である」また、旧市街については、「私が今まで見た町の中で最も整然として清潔であり、最も居心地の良さそうな町であるー中略ーこのよく掃き清められた街路を泥靴で歩くのは気がひけるほどである」なんと!昔から日本が几帳面で勤勉であった事が伺える。個人的に見てみたかった光景は、新潟の町を走る運河の様子。水路は一日中往来が激しく、特に早朝は、色々な品物を直接家々の戸口近くまで船で忙しく運ぶ様子が言語に絶するほどの混雑ぶりだったと言う。これは150年前の光景だけど、本当にその間に日本人の生活様式が全く変わってしまったんだな。水路は必要とされなくなり埋め立てられて、道路がその上を走った。今、新潟で「水の町新潟」をかすかに思い出せるのは、白山神社のまわりのお堀くらいかもしれない。そうしたらこれから先の100年のうちに、町はさらにどんな風に変わるんだろう?


2020年5月30:毎週の課題

週の始めは、気を引き締めて今週はどんな一週間にするかを考える。まあ、お天気次第な事もあるけど、娘が楽しく過ごせるかどうかは母親にかかっている気がするので、こちらは一生懸命だ。今週は、毎日お天気が続き、自分としても頑張ったのではないかと思う!苦手な車で初めて自然科学館へ行ったし、タコ公園で存分に遊んだり、自転車で町の中心部まで出かけた。バラエティ豊かな毎日を過ごせたのではないかと思う。春この時季は本当に植物が豊かで、草花、木の実だけで子供は何時間も遊ぶ。感心なものだ。通称「タコ公園」は、日本海を望める、タコの形の滑り台が人気の公園。隣接する海浜植物園は、今は、はまなすと黄色い花が盛りになっていた。手入れをしすぎないので、草木の成長の様が自然そのものの美しさで、気分的にはプリンスエドワード島のどこかにいるみたい。そんな気分にさせてくれる光景が、近所にあるなんて、なんて素敵なんだろう。町の中心部からの帰りは、信濃川沿いを走る。ここは歩道や自転車ロードが完備されていて、みんなこの季節を楽しんでいるようだ。娘も草花を見つけては「ここで少し遊ぶ」と言うので、なかなかまっすぐは帰れないけど、遊具が無くても自然と遊べるんだな、とまた感心。最近少し気になっているのは、公園で、「ママと2人じゃたりない」と言って、お友達と遊びたがる事だ。そこにいるお友達と気があって、うまい具合に楽しく遊べる事も多いけど、そうじゃない時、娘の様子が気がかり。とは言っても、今週はほぼ一年ぶりに再会した男の子とも楽しく遊んだし、子供は親が思っているより、逞しい。


2020年5月21:スランプ

今日は、久し振りに水族館マリンピアへ出かけて、娘が早めに眠くなったので2時に帰って来た。いやいや、やっと私の時間だ!さて何をしよう…、やりたいこと山積み。…のはずなんだけど、制作に関して色々とためているアイデアがあるはずなのに、どれひとつやる気が起きなくて。明確に、目指している物もあるのに(コンペ)、腰が上がらないというか、アイデアが出てこない。やる気が起きない!これを昔から、スランプという。
十代の時から自分の時間さえあれば机に向かって絵を描いていた私。しかも、自分の中では、絵を描く事は、決して遊んでいる時間ではなくて、半ば勉強あるいは仕事をしている気持ちになって取り組んでいた。そういう風に親に言い訳したこともある。「グラフィックデザイン」という言葉すら知らなかった時から、雑誌で見た物をヒントに、こういう絵を配置して、そこに文字を入れて、背景はこの色にしてなど、一人でスケッチブックに試行錯誤を描きためていた。常に、進行中の絵は3,4個あって、ひとつが完了したら次の新しい図案を描き始めて。もちろん素人仕事で何もデザインの基礎や常識など知らなかったけど、アイデア一杯で、わくわくしながら絵を描いていたな。
今のスランプの原因は、そこにもあると思う。ある程度勉強してしまい、沢山の素晴らしい芸術家を知ってしまった。そこで、「これをやっても仕方が無いのじゃないか」とか「こんなの作っても全然良くない」ばかりが頭をよぎってしまう。本屋でリサーチのつもりで色々と眺めても、「こんなに素晴らしい絵本作家が沢山既にいるのに、私が新たな絵本を作る意味ってあるんだろうか」とか。すごいネガティブ!これこそスランプの証拠だ。どうしたらいいのか…。自分にしか出来ない制作の方法や、スタイルって、あるんだろうか?既に持っているんだろうか?なんだか分からない事だらけだ。あとは、単純に、娘が昼寝をしている例えば1時間半の間、「さあ制作始めますよ!」と、途端に切り替えてどんどん制作出来るものでもない。モチベーションとアイデアが降ってこないと、なかなか始められないのだ。
今思い出した事がある。先日公園で2人のお子さんを連れているお母さんとお話しした時、「でも偉いです、私は仕事を持っているけど、ずっと3年間お子さんと2人でしょ、それは出来ないです。その方が大変です!」と言ってくれた時、私のマスクの下の顔はちょっと震えたと思う。そんな風に普段言ってもらえる事ってないし、本当に嬉しかった。日常、イライラする事もあるし、娘に辛く当たってしまう事も正直あるけど、それを理解してもらえているような。制作でスランプになっていても、自分は頑張っている、と思っていいのかも。よし。


2020年5月18:ノスタルジックな公園

歯医者の帰りに行く公園がある。道路からは高くなっているところにあるので、階段を上る。すると、大きな木が沢山ある境内が広がる神社の趣だ。というか、実際に今も神社なのか?神社の名残なのか?あまりに人の手の加えられていない草ぼうぼうの境内は、自然がそのまま残っている。草は子供の背丈くらい伸びているところもあるけど、通り抜ける風にさわさわと揺れ、上を見上げると大木の緑もざわざわ。本当に気持ちがいい!子供が遊べるような野の花も色々と咲き、虫もそこそこいて、なんだか昔の子供の遊び場みたいだ。もし、私がずっと横浜近辺に住んでいたら、こんな公園で子供を遊ばせられただろうか。ここの公園は、遊具はありきたりのものがひとそろいだけど、新潟には本当に大型遊具の揃った大きな公園が沢山ある。これだけ毎週公園へ行っていても、まだまだ新たな公園を開拓する事が出来る。
大きな遊具のある公園は、子供が大好きなので主に週末に夫が子供を連れて行ってくれるけど、私は小さい規模の公園が好き。なんだか昔の想い出との再会みたいで、自分も楽しい気持ちになれるから。綺麗に整備されているところよりも、この公園みたいに手があまり加えられていないところだと、子供が進んで遊び方を見つけるみたいだ。


2020年5月15:キレイな物が届いたよ!

今日、楽しみにしていた物が届いた。それは、liiliiのフルーツ石鹸!まるでフルーツアイスキャンディーのようなその見た目、誰でもとりこになるよね。実は、NHKのニュースで、このたびのコロナの影響で、この石けんを製造している会社も沢山の問題を抱えている事を知った。今まで石鹸をおろしていたお店から沢山の返品があったり、そもそも人が出歩かないので小売店での販売が減ったり。一番の特徴は、この会社が障害者を雇用して事業をしているため、感染拡大を防ぐために作業所にいる人数をいつもより減らさなくてはいけなかったりで、働く障害者の人たちも雇用の面で不安を抱えているということだ。それでも、この会社の会長さんは、障害者雇用を一番大切な事と考え、彼らの仕事は必ず守る、強い気持ちで営業を続けている。いつもよりずっと収益が減っているはずなのに、敢えて制作過程で出る石鹸のあまりを使った新しい製品を無料で配布したりなどのサービスで、社会貢献までしているのだ。ちょっと、あまりに強い信念、強さに私は驚いてしまった。危機にある時こそますます強くなれる、そんなタイプの人がこの世の中に入るんだなあ、と。でも、もしかしたらそんな力、誰にでもあるのかもしれない。ただ、それを実行に移せるかどうかが違いなのかな。とにかくすごく感激してしまい、沢山購入しました。
届いてその見た目にまず興奮。すごくキレイ!娘が大喜びなので、当然今日さっそく開けて使う事に。香りは、夢見心地!本当にお世辞じゃなく、吸い込むと、ストレスやもやもやが晴れていくくらい、香りの力はすごい。この石鹸作りに辿り着いた人たちの想いが、今度は私たちの次の日への活力になってくれる。こんなすごい事は無い。


2020年5月1:矛盾

写真は、家から自転車で5分ほどの通称タコ公園だ。日本海を一望出来る丘、展望台、大人気のタコの滑り台の他に広々とした遊歩道が備わっていて、防砂林である松林に入ると松ぼっくりや様々な樹木があり色々な楽しみ方が出来るので、私も娘も気に入っている。これは実は4/27の写真だけど、遂に連休を前にタコの滑り台の周りにテープが張り巡らされていた。このコロナ危機で、子供の遊ぶ遊具が危ない、子供が集まりすぎるのが危ない、ということだ。そして、新潟市内の多くの公園の駐車場が閉鎖される事になった。でも、ちょっと待てよ、と言いたいのは、こういった散歩や気晴らしの出来る公園は、気分転換のために必要とも言っているではないか。新潟は車社会なんだから、その駐車場を閉鎖するのは一番簡単な手段だから、と言うに過ぎないんじゃないかな?もうひとつ気になっているのは、「家にいよう」というキャッチフレーズ。でも、それと同時に連日商店や喫茶店などを営業しているお店の人たちの苦労を報道している。今や、自分のブログなどで「◯◯へ行きました」などの写真をあげたりしようものなら、非難を浴びせられるではないか!このコロナ危機は、想像以上に長く続くと思われる。なら、長期的な計画をたてないと、絶対にあちこちストレスだらけになる。家で楽しむ方法も、沢山の人たちが考えている。それは素晴らしいと思う。でも、やはりどんなに毎日違う事を家で出来たとしても、外に出る事が大切だと、私は思っている。そのためには、ただ単純に全ての公園を閉め切ってしまったり、施設をしめてしまったりするのではなく、例えば色々な物を予約制にしたり、区ごとに商店街で買物出来る日を決めたり、そんな手もアリなんじゃないかと思う。喫茶店だって、たまには行きたいでしょう。お店の人だって来てほしいでしょう。その計画を立てるためには何かと予算が必要だけど、それは国が提案、負担するべきでしょう。
ただ単純に「家にいよう」とするのではなくて、もっとアイデアを出して、感染しないように、日常を少しずつ取り戻す工夫が必要だと思う。


2020年4月29:歯を抜いた

昨日、埋もれている下の親知らずを抜きました。もともと、たまに少し腫れるかな、ということはあっても、とくに問題ないだろうと思っていたのが、一ヶ月少し前にまれに見る腫れ方をして、その時はとりあえず薬で腫れを引かせてから抜きましょう、ということで、昨日が本番。歯医者に行ってみたら、大学病院だかの先生が来ていて、「今日抜きますか」。え?今日抜く覚悟出来たのに。そう伝えると、ちゃくちゃくと抜く事に。事前に、顎の神経に近いから麻痺が残るかもしれないだとか、全身麻酔じゃないと辛いかもとか他の先生に言われていたので、びびっていたんだけど、実際辛かった!もちろん、施術自体は麻酔が効いているので痛くはないし、顔をタオルで覆ってくれていたので、色々な器具とか先生の表情とかで緊張が募る事も無かったんだけど、最後の根っこがなかなか抜けなくて、私の小さな顎にすごく衝撃が加わって逃げたくなった!しまいには、なんと泣いてしまった!しかも、「マラソンマンが…ナチの残党が…」とか口走ってしまい、歯科助手の方々もどう思った事か…。でも、どうやら無事に抜けたようだ。
ところが、縫合の時にすごく痛みが走った!すぐにロキソニンを飲んだんだけど、ほとんど効かなくて、もう痛みに耐えるのみだった…。こんなに痛いのなら、一度腫れはひいて口の中順調だったんだから、こんなに痛い思いする事無かった…とか思ってしまった。本当に、「拷問」という言葉ばかりが頭をよぎり、とにかく早く痛みから抜け出したい気持ち…。術前は、「私はあんな辛い出産を経験しているんだから、大丈夫」と自分に言い聞かせていたけど、結果的には、出産に準ずる辛さとなりました。そして今日、昨日よりはだいぶよくなった。人間の治癒能力ってすごい!それに、口の中の怪我は尚更かな。もうすぐ長いお休みなので、それまでにはもう少しよくなって、せめてシュークリームくらいは美味しく食べたいな。
※写真は、前の週末公園で。クローバーを裸足で歩くのが気持ちよくて。


2020年3月28:早すぎた村松公園

今日はまあまあの天気で、でも元気一杯にお外に遊びに行くほどでもないのでスロースタートになった。でも、せっかくの土曜日なので花で有名な五泉市に、花を買いに行こう!ということで車で出かける。まずは、サクラの名所である村松公園に隣接する食堂で昼食を取り、「まだまだ全然だよな〜」と分かっていつつも、やはりここまで来たので村松公園へ。思った通り、一面のサクラの巨木達は、しっとりとさみしく立っているだけ。でも、数本の早い種類の桜だけきれいに咲いていた。この公園はとても広く、庭園風に中に水場を設けて太鼓橋を渡している場所もあるけど、基本的には自然の芽吹く力にまかされている野趣のある雰囲気。水仙が同じ方向を向いて可憐に揺れていたり、紅白のボケが沢山の丸い花芽をつけていたり、湿地付近では水芭蕉がやっと顔を出し始めている、という感じ。派手ではないけど、なんだか早春の山に入ったような清々しい気持ちになった!
それだけじゃなく、ここは子供の好きな遊具広場も充実していて、娘は満面の笑顔で遊び始める。車の中では「はなちゃんお家に帰りたい」とだいぶぐずっていたけど、楽しく遊べて良かった。面白いのはこの滑り台。古いねえ〜。今時は大抵プラスティックの遊具だけど、これは巨大なモルタルだかコンクリの物で、滑る部分がもうざらざらしてしまっているので、ズボンが傷みそう。娘は大喜び。村松公園は、明治39年に作られたらしい。新潟に来て最初の春に花見に来た想い出がある。今年はサクラ祭は開催されないようだけど、どんなときにも季節は巡る。満開の時が楽しみだね。


2020年3月27:新潟の三越 幕を閉じる

先週末の日曜日、新潟の三越がその113年の歴史に幕を閉じた。私が新潟に越して来て、「古町」のエリアを車で通った時に、その堂々とした佇まいを見て「へ〜〜、新潟は都会だなあ」と少し安心した想い出がある。住み始めてみると、実は古町のエリアはだいぶ客足も少なくて、シャッターのままの店も多く、町としては活気がないなあ、と分かったのだが、それでも百貨店がある事はなんとなく街として安心感があったし、特別感もあった。銀座にあるような、ライオンもきちんと鎮座していたし。どうして閉店したかは、ニュースでは売り上げが落ち込んでいる事を取り上げていたけど、うまく舵取り出来なかったかなあ、と素人としては思ってしまう。だって、113年と言えば、戦前からだからねえ。
三越が無くなったのは残念だしさみしいけど、それでも私にとっては古町には魅力がある。まず、昔ながらの喫茶店がいくつもある。その中で一番行き易くて、美味しい物が食べられる「エトワール」でこの日はランチ。もう少し子供が小さい時はひやひやしたものだけど、もう大丈夫みたい。喫茶店の代表みたいな「ピザトーストとナポリタン」のセットを食べた。ナポリタンは、堂々のソーセージ無し!タマネギとマッシュルームだけだったけど、美味しかった。
いま、世界中の人が心配と不安の中生活をしているけど、新潟はまだのんびりとしたものだ。ただ、街中にもマスク姿の人がいつも以上に目立った。でも、飲食店ではみんな食事をするから誰もマスクをしていなくて、なんだか正常の時に戻ったような安心感を感じたし、皆こうして楽しみに来ているな、とホッとした。毎週、週末はくるわけで、色々な形で楽しさを見つけて、ストレスためないように生活できるといいと思う。


2020年3月18:工作の日

午前中は雷を伴う雨風が激しかったけど、今日の午後は、久し振りに公園遊びが出来た!2才年上の男の子とかくれんぼで走り回って遊んだ。私も疲れた…。でも、家遊びの時は工作!今までも色々な工作をやって来た、切り絵や、段ボールのおうち作ったり、ビニル袋でらっかさんやったり、バスや車を紙の箱で作ったり。昨日は、モザイク絵をやってみた。今までは、工作といっても、主に私が作ったもので娘が遊び始めるという感じだったけど、今回は、切った紙をのりでぺたぺた上手に貼って、れっきとした娘と私の共作が出来上がった。一つの遊びになかなか集中出来ない事も多いけど、これは結構長い時間かけてやったな。「あぶないなあ…」と横目で見ながらも、ハサミも上手に使ったりして。こんな風にして、出来る事が少しずつ増えている事に気づかされる日々だ。


2020年3月4:おひな様

昨日はおひな様でした。初めての桃の節句は、村上でドライブして、きちんと娘に節句用の衣装を着せて町を歩いたなあ。村上では各商店や旧家などでお雛様を飾っていて、その風情の中で初節句を祝いたくて。1歳の時も、週末にお雛様を見に行ったりした。今年は、全然予定がなかったので、おうちでのお雛様になったんだけど、今年はお雛様というイベントを理解し始めた様子。桃の枝を飾って、お雛様を飾って、お餅を食べたり綺麗なアメちゃんを食べたりして娘と過ごした。娘が、「おひなさまって、こういうことだね。こういうこと」と、腕を大きくまわしてムードを確認している様子が印象に残った。なるほど、子供も、日々何かを再確認したり、「!」と思いながら過ごしているんだ。気がついたらこんな事も知ってるの?なんてこともあって、驚く。夜、夫が仕事帰りにお雛様のケーキを買って来てくれた。感激の美味しさ、かわいらしさで、何か、特別な日、という気分になった。


2020年3月1:雪遊び

新潟に来て2年8ヶ月になるけど、遂に姉家族が遊びに来てくれた。このご時世、そしてこの雪不足の中、一緒に雪遊びをするために。しかも、なんと当日は苗場でアルペンスキーのワールドカップという事で、あちゃー、変なタイミング選んじゃったな、と思っていたけど、でも湯沢の駅は普通の混み具合でした(湯沢と言えば、フジロックでしか来た事無かったので、その混雑に比べれば…)。行ったスキー場は、子供の雪遊び場が完備されている岩原スキー場。シーズンも最後の方だし、雪もどうかな〜と思っていたけど、混んでた。雪質は固い雪玉がしっかりと作れる感じで、人の踏みならしていない場所だと、足がずぼずぼ埋まるくらい。娘も甥っ子もまだ小さいので、そり遊びをどんどんやるというよりも、うろちょろ雪玉を作ったり設置されているお家の中に入って遊んだり。親の方が、雪玉ハウス作りに夢中になったり、ソリで少し馬鹿な事しちゃったり。でも、姉がいると、一家のhousewifeとしての自分でなくて、本来の自分に少し戻れるので、嬉しかった。
今年は本当に雪不足やなんやで心配したスキー場だけど、これだけまだまだ雪遊びをしようと人が色々なところから来ている事に安心。なんだか、閑散としていたらさみしいからね。街中もそう。今、全国で外出自粛を呼びかけているけど、自己管理の上で、普通に生活したいよね。パニックになっちゃいけない。


2020年2月19:今日も、マリンピア

日々、娘をどこで(何で)遊ばせるかを苦心するのが課題だ。天気がすごく悪くて家遊びしか出来ない時は、とにかく工作かお菓子作り。で、今日はまあまあだったのでパスポートのあるマリンピアへ。お魚を見るのも大好きだけど、今日は走って急ぎ見して、メインは子供達の遊び場。平日もね、結構人がいるんです。娘は遊び場を見るともうとにかくキラキラした顔で遊び始めて、他のお友達ともすぐに自分から近寄って遊ぼうとする。他の子達がかくれんぼをし始めると、自分も当然のように中に入っていくので、見ているとこちらはハラハラしてしまう。前回ここで遊んだときに、良い想い出があったので、また同じ気持ちでお友達と遊ぼうとしたら、今日は拒絶されてしまった。相手の子だって、なにせ子供だから悪気があったわけではないのに、やはり娘にはショックだったようでわ〜とこちらに泣きついてきた。そういう時、親もしっかりしていないといけないんだけど、やはりちょびっと娘を不憫に思ってしまった。
新潟に来て2年半だけど、公園で会った子と楽しく遊んだ事は沢山あるけど、連絡を取り合って敢えて一緒に遊びに行った事は一度も無い。少し親しくなったかな〜と思った人も、冬の季節が来て、公園遊びが出来なくなってからずっと会っていない。こういうのは、全面的に親の責任だよな〜、もっと私が友達が出来るような行動をしなくてはいけないのに。娘に申し訳なく思ってしまう。でも、娘は逞しくて、初めて会った子にどんどん話しかけたり、「あの子といっしょにあそぶ!」と言い出したりして、本当に私は日々心で泣いています。娘よ、偉いぞよ!


2020年2月16日:福島潟

週末というと、大抵子供を遊ばせるために楽しそうな遊具のある公園へ遊びに行く事が多い。子供が詰まらなさそうにしているのを見るのは辛いから。でも、昨日はいくつかの公園を通り過ぎながら(娘は、「あそこに行きたかったんだよ!」と言っていたけど…)、気になっていた北区の福島潟へ行く事に。福島潟は、野鳥が沢山生息、飛来してくる自然豊かな干潟で、思っていたより広かった。この季節は、自然もまだまだグレー色で、木々が針金のように白い空に伸びている。でも、その光景がとても美しくて、なんだか神聖な場所にいる感じがしました。背の高いアシが湿地帯を覆っていて、周り中から鳥の鳴き声が聞こえてくる。
そんな土地に立てられた展望塔が、とても気に入りました。細かいところまで配慮されたデザインで、特に真っ白の、巻貝の中心みたいな螺旋の外階段がすごく気に入った!車道をまたぐ歩道橋にも同じ螺旋階段があって、併設されたエレベーターは表面を木肌で飾るというこだわり。この木肌の装飾が、なんだか北欧とか、ムーミンの世界を思わせてすごく温かかった。建物内の一番外側(窓ガラス側)は景色を見るためにぐるりと展望スペースになっているんだけど、そのひとつ内側に緩やかな螺旋状の階段がある。これも、巻貝とまさに同じアイデアで、真っ白な螺旋階段は、オランダのデザイン美術館のよう。福島潟に来て、名建築を見られるとはラッキーでした。青木淳さんという建築家の手によるもので、ちょっと調べたら青森県立美術館などを手がけている大活躍の建築家さんでした。さっそくサイトに行ってみて、沢山の作品を見せてもらったら、ルイヴィトンなど…、最近はすごく近代的なデザインが多いようで、 福島潟の展望塔が一番良いではないか!もうひとつの「遊水館」には今回行かなかったので、次回は菜の花の季節に再び訪れてみたい。


2020年2月9日:画材めぐり

今まで、絵本って聞くと、「う〜〜ん、絵を描く人としては、一度は取り組むべきなんだろうけど、お話作るのも難しいなあ…。どういうスタイルでやったらいいか決めるのも大変…」と、色々と壁が多かったんだけど、今、取り組んでいます。何年も前にスケッチブックにアイデアを書き留めておいた物を、形にしようとしている。ただ、技術において沢山の引き出しが無いので、自分の出来る範囲の事をまず始めている。それで、久し振りにインクが必要で、机の中をごそごそ探ったけど、前に使っていたのが出てこない!ということで、昨日インク巡りの旅に出かけたんだけど、なかなか巡り会えなくて…。行った先でも、「置いていません。取り寄せです。」とか「少しはあるんだけど、もうそれもやめようと思っていて」との事でした。消え行く画材で作業しようとしているのか、私?少し車を走らせて絶対にある場所まで買いに行きました。Winsor&Newtonのインク。十代の頃から使っているので、どうしても新しい物を試せない。しかも、色は同じNut Brown。でも、本当はもう少し焦茶がいい。今日、さっそく家で試しているけど、にじむ〜〜。前はこんなににじむ印象なかったんだけど…。紙に消しゴム書けているせいかな?タッチで苦労しているのに、画材でうまくいかないと、またハードル上がるなあ…。でも、今やっとモチベーションが上がってきているので、諦めずに、同じ絵を何枚も何枚も描こうと思っている。


2020年2月6日:冬らしい日々

やっと冬らしい日々になってきています。今日が今期一番の寒さと、雪!雲の隙間から陽が射しながらも、雪が降り続けるという不思議な一日だった。吹雪の合間に、少し外へ出てみた。子供は大喜びで遊ぶ!雪玉が出来ないくらいさらさらの雪だった。でも、なにせ寒い!!そのうち吹雪いてきたので、家に逃げ込む。
先週から冬らしい天気が続いていて、なかなかお出かけ出来ないので、そんな一日のイベントはお菓子作り!となるのが定番になっている。子供は喜んで、「やる!」と張り切るけど、なにせ2才だからね。でも、クッキーの型抜きや、白玉団子作りはだいぶ上手に出来るようになってきた。私的に、気に入っているお菓子はサラダ油で作るバリカタ簡単クッキー!バター要らないし、卵も入れないの。それで、おからパウダーとアーモンドパウダーに、豆乳を入れるので、ヘルシー。味の方は、甘さ控え目で素朴なんだけど、なにか飽きなくてどんどん食べちゃう。市販のクッキーは1,2枚しか食べない娘も、これは「stop!」というまで食べる。
前にも書いたけど、今年からスケジュール帳に週ごとにやる事を決めて、娘のお昼寝の時間に取り組んでるんだけど、なんだかどんどんやりたい事が増えている。アイデアがどんどん出て来て。なので、制作時間がアイデアに全然追いつかなくて、不満〜〜。「これから娘を保育園に入れる方法はあるか??」とか考えちゃうけど、収入無いから無理ね。やっぱり私は、何かを作っていないと、ダメなんだな〜と、とても感じている。


2020年1月30日:遂に買った 水族館のパスポート

新潟では、水族館と科学館のパスポートを持っている人が多いみたいで、2年住んでみてその理由がよく分かった、あまり無いのね、子供と遊べる場所が。それで、遂に先週末、水族館マリンピアの年間パスポートを買いました。値段で言えば、3回行けば元が取れます。近頃は本当に娘がエネルギーの発散場所を探している感じなので、とにかく家で遊ぶのに限界を感じてます。マリンピアは、車でも近いので、運転に不安のある私でも大丈夫。しかし、今日は正直めちゃくちゃ疲れた…。娘が、目一杯遊んで、それは本当に良かったんだけど、なぜかいつも、他の子供達も私の周りに集まるのです。「遊んでくれそう」と思われるみたいで、未就学児限定の遊び場で、引っ張りだこになりそうで、もうめちゃくちゃ疲れた。英語で言うとI am knackeredです。やっぱ年かな…。マリンピアはそこまで広い水族館ではないかもしれないけど、日本海がどどーんと横にあるし、林が隣接しているのですごく自然を感じられます。外の空間でも遊べるので、バラエティに富んだ遊びが出来る。娘は幼稚園まであと一年以上あるので、このパスポートはきっとぼろぼろになるでしょう。


2020年1月14日:アンドリュー・ワイエス展

昨年12月の事になるけど、新潟市美術館で開催されているアンドリュー・ワイエス展へ行った。新潟でワイエスが見られるなんて!と、だいぶ興奮気味に、久々の感覚に襲われながら行ったら、結論から言うと、世界でも有名な大作があったわけではなくて、大作を作る過程で作られた水彩の習作やスケッチを集めた展示でした。しかし、それは、最も有名な「クリスティーナの世界」に至るまでのそれを取り巻く環境や世界を十分に辿れる、素晴らしいものだった。展覧会の副題は「オルソン・ハウスの物語」となっていて、彼が30年以上通って描き続けた、あるアメリカの農家の生活や人々が主題だ。荒涼としたニューイングランドのブルーベリー農家の日常は、全体的に暗い色彩に包まれ、何十年も繰り返される生活の中の、特に誰も注目しない物に題材を見いだした。年代順にその水彩画を辿る事で、彼らの生活や、ワイエスの視線を追体験するような気分になった。そして農家の主人である兄弟の死により、ワイエスはオルソン家を描く事をおしまいにした。クリスティーナとは、このオルソン家の女主人だったのだ。あの有名な絵に描かれた家こそ、オルソン家だったのかー。とても興味深い展覧会でした。
新潟市は日本海に面し、特に冬は暗くて湿っている日が続く。オルソン家の立地は、もしかしたら日本海側に近い感じだったのかな、ならば新潟の人たちは、この展示にどういう風に共感したり、感じるのかな、と思いながら美術館を後にしました。


2020年1月9日:今年初めて

新年最初です、明けましておめでとうございます。常日頃色々な事を思い、色々と書きたいんだけど、パソコンに向かう時間がなくて、気がつくとひと月なんてあっという間に過ぎてしまいます。今年はお正月休みが長かったので、7日間ほど帰省し、のんびりとおばあちゃん達に娘と遊んで頂きました。
でも、私の正月話より、年末に思った事を少し。主にテレビの事なんだけど…、とにかくテレビが面白くない。天気が悪かったりで家にこもらないといけない日が多い中で、テレビは少しは頼りにしているのに、それでも頼れないくらいつまらない。特に、クリスマスシーズン、少しはクリスマスにちなんだ素敵なプログラムを期待していたのに、昨年はクリスマス映画すらなかった!「クリスマスキャロル」や「34丁目の奇跡」はクラシックなので我慢しても、せめて「ホームアローン」くらいやってくれてもいいのに。まあ、私は「ラブ・アクチュアリー」が見たかったけど。あとは、当然の事ながら紅白が面白くない!なら見なければいいんだけど、どうしても見る事になっていて…。出てくる歌手が、歌手じゃない!日本の文化的音楽的部分を彼らが担っているかと思うと、ほんと日本を脱出したくなる。時々思う、本当に彼らは大衆に支持されているのか?私の周りにはあまりいないんだけど…。
ともあれ、新しい年の始まりです。何か、年の真ん中とかに比べて、不思議とやる気が出てきている。何か、新しい事を始められそうな、モチベーションを上げて行けそうな気がしています。今年は、週ごとに空いた時間にやる事を決めて、実行し易いようにしています。そうすれば、時間が出来たときに、「何しよう」ってならずに済むので。幸運にも今年の冬は、例年より晴れ間が多いみたい。今年もよろしくお願いします。